ANREALAGE Paris Collection A/W 2023にマテリアル・サポートを実施

ANREALAGE Paris Collection A/W 2023にマテリアル・サポートを実施

2023年4月7日 お知らせ

三井化学ファイン株式会社(所在:東京都中央区、代表取締役社長:西山 泰倫)と、三井化学株式会社(所在:東京都中央区、代表取締役社長:橋本 修)の組織横断的なオープンラボラトリー活動であるMOLp🄬(モル、そざいの魅力ラボ)は、2023年2月28日(火)にフランス・パリで開催されたANREALAGE Paris Collection A/W 2023を開催したファッションブランドの株式会社アンリアレイジ(本社:東京都港区、代表取締役/デザイナー:森永 邦彦)へフォトクロミック材料を提供し、その世界観を実現するマテリアル・サポートを行いました。

今回のアンリアレイジのパリファッションウィーク(通称:パリコレクション)でのコレクションテーマは「=(イコール)」。19世紀のドイツの哲学者・生物学者であるヤーコプ・フォン・ユクスキュルが唱えた「環世界」の概念を表現する。ユクスキュルは、ミツバチやモンシロチョウが「見る」ことのできる「紫外線」は、人間が「見て」いながら「知覚していない」世界であるといい、光を受け取る知覚機能が異なることで、見える色も世界も変わることを提言した。人間の目で見える可視光線の色と、ミツバチやモンシロチョウなどが捉える紫外線によって変わる色、その人間が見える色と見えない光と色を共存させることで、「環世界ー等しく異なる世界ー」の表現に挑戦しています。
MOLp®は、素材の機能的価値だけではなく、感性的価値を加えた表現やプラスチックの新しいエージング表現といった挑戦、素材が五感や心に訴えかける感性価値を体験価値(UX)として表現する取り組みを行ってまいりました。また、「SHIRANUI®-不知火®-」のコンセプトのもと、メガネレンズ用フォトクロミック技術SunSensors™-MR™-8をベースに、紫外線を用いた色の変化を楽しむUXへと昇華してきました。アンリアレイジのコレクションコンセプトに共感し、フォトクロミック材料でパリコレクションにマテリアル協力致しました。
三井化学ファイン株式会社は、パリコレクションのためにフォトクロミックマスターバッチを新規に開発、共同開発中のフジボウテキスタイル株式会社(所在:東京都中央区、取締役社長:藤岡 敏文)と一丸となりフォトクロミック繊維として作り上げ、アンリアレイジが目指す新しい「表現」を素材面からサポート致しました。

     

     

 

今回協力した素材

・SHIRANUI®-不知火®

紫外線(太陽光)が当たると発色して浮かび上がる、フォトクロミックテキスタイル、フォトクロミックボタン、フォトクロミックビーズ、調光サングラスとして採用された数々は、メガネレンズ用フォトクロミック技術SunSensors™-MR™-8をもとに作り上げられ、メガネレンズ分野以外は「SHIRANUI®-不知火®-」として表現しています。
SunSensors™-MR™-8は、メガネレンズ材料として世界トップシェアを誇る三井化学の調光(フォトクロミック)レンズブランドで、色素をレンズ自体に練り込むインマスタイプであるにも関わらず、トップレベルの褪色スピードを実現し、コーティングタイプのレンズに比べて調光性能が長持ちすることを特徴としています。

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本件に関するお問い合わせ先
  三井化学ファイン株式会社 研究開発部門 新事業開発部
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三井化学ファイン株式会社

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